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PMS・PMDDとは?生理前のつらい症状を婦人科医が解説
生理前になると
「気分が落ち込む」「イライラしてしまう」「体調が急に悪くなる」
と感じていませんか。
生理前に起こる心や体の不調は、PMS(月経前症候群)、
または PMDD(月経前不快気分障害) の可能性があります。
適切な治療によって、症状を軽減することが可能です。
PMS・PMDDとは
PMS(月経前症候群)とは、生理が始まる数日前から心身にさまざまな症状が現れ、
生理が始まると自然に軽快する状態を指します。
PMDDはPMSの中でも特に精神症状が強く日常生活に支障をきたすタイプで、
医学的にも明確に区別されています。
PMSとPMDDの違い
PMSとPMDDは、症状の程度によって区別されます。
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PMS:身体症状・精神症状があるが、日常生活は何とか送れる
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PMDD:抑うつ、不安、強いイライラなどが顕著で、生活や人間関係に大きな影響が出る
「性格の問題」「気のせい」と思われがちですが、
どちらも医学的に治療対象となる状態です。
PMS・PMDDの主な症状
精神症状
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イライラ、怒りっぽくなる
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気分の落ち込み、抑うつ
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不安感、集中力の低下
身体症状
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下腹部痛、腰痛
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頭痛、むくみ
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乳房の張り、倦怠感
これらの症状が毎月、生理前に繰り返されることが特徴です。
PMS・PMDDの原因とホルモンとの関係
PMS・PMDDのはっきりとした原因はまだ解明されていませんが、
女性ホルモンの変動が大きく関与していると考えられています。
排卵後に分泌されるホルモンの変化に、
脳が過敏に反応することで、心身の不調が生じるとされています。
PMS・PMDDの治療方法
薬物療法
症状に応じて、以下の治療が行われます。
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低用量ピル
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排卵抑制を目的としたホルモン療法
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症状に応じた対症療法
低用量ピルは、ホルモン変動を安定させることで
PMS・PMDDの症状緩和に効果が期待されます。
▶ 関連記事
低用量ピルの効果と副作用について(内部リンク)
生活指導
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睡眠リズムの調整
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ストレス管理
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適度な運動
薬物療法と生活改善を組み合わせることで、
症状のコントロールがしやすくなります。
PMS・PMDDと月経困難症・更年期との関係
PMS・PMDDは、
月経困難症(生理痛) や 更年期症候群 と症状が重なることもあります。
そのため、自己判断ではなく、
婦人科で総合的に評価することが大切です。
▶ 関連記事
月経困難症(生理痛)とは?(内部リンク)
更年期症候群とは?(内部リンク)
こんな症状があれば婦人科受診をおすすめします
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生理前になると感情のコントロールが難しい
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仕事や家庭生活に支障が出ている
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市販薬やセルフケアでは改善しない
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毎月同じタイミングで症状が出る
これらに当てはまる場合は、我慢せずご相談ください。
PMS・PMDDにお悩みの方へ
当院は大阪府羽曳野市にあるレディースクリニックとして、
PMS・PMDDに関する診療・ご相談を行っています。
症状やお困りごとを丁寧にお伺いし、
生活背景に合わせた無理のない治療をご提案します。
「気持ちの問題だと思っていた」という方も、
どうぞ安心してご相談ください。

