婦人科・産科
婦人科・産科
女性の健康は、年齢やライフステージによって大きく変化していきます。月経や妊娠・出産、更年期を経て閉経後に至るまで、さまざまな身体の不調が引き起こされますが、その変化に気づき、安心して備えるためには、定期的な婦人科検診やレディースドックの受診が欠かせません。
ワクチンとは、毒性を弱めた病原体(ウイルスや細菌)や毒素を前もって投与することで、病気にかかりにくくするためのものです。予防接種で投与するものを「ワクチン」または「トキソイド」と呼びます。
予防接種には、法律に基づき市区町村が主体となって行う「定期接種」と、希望者が自費で受ける「任意接種」があります。
月経は女性の体の自然なリズムですが、「周期が不安定」「出血が多い」「痛みが強い」といったトラブルは少なくありません。「生理だから仕方ない」と我慢してしまう方も多いですが、実際には治療で改善できることがたくさんあります。
ピルには、避妊目的で使用するピルである低用量経口避妊薬(oral contraceptive:OC)と月経痛や子宮内膜症に対する治療を目的に保険適応の薬として使われる低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(low estrogen progestin:LEP)があります。
性感染症は、性的接触によって感染する病気の総称です。「自分には関係ない」と思われがちですが、実際には誰でも感染の可能性があり、自覚症状がないまま気づかずに広がることも多い病気です。放置すると将来の妊娠や出産に影響したり、パートナーへ感染させてしまうこともあるため、早期発見・治療が大切です。
不正性器出血とは、月経以外のタイミングで性器から出血することを指します。出血といっても赤色から茶色、性状もさまざまです。病気ではないこともありますが、重大な病気のサインとしても現れることがありますので注意が必要です。
子宮の大部分は平滑筋と呼ばれる筋肉からできています。子宮筋腫は、子宮の平滑筋成分から発生し、女性ホルモンの作用によって大きくなる良性腫瘍です。子宮筋腫は、女性の3人に1人が持っているとされ、比較的よく見られる病気です。婦人科の腫瘍の中ではもっとも多い病気といわれています。
卵巣は子宮の左右に一つずつありますが、この部位に発生する腫瘍を卵巣腫瘍といいます。悪性度によって良性、境界悪性、悪性の3つに分けられています。いずれも若い世代から閉経後まで幅広い年齢で発症することがあります。
女性は40歳代から50歳代前半にかけて、卵巣の働きが徐々に低下し、月経が止まる「閉経」を迎えます。この閉経前後10年間を「更年期」と呼び、この間に現れる多種多様な症状の中で、他の病気によるものではないと判断されるものを更年期症状といいます。さらにこの中で日常生活に支障をきたすものを更年期障害と呼びます。
当クリニックで行っている日帰り手術。子宮頸管ポリープ切除術・バルトリン腺嚢胞造袋術・流産手術・人工妊娠中絶手術・婦人科形成手術。子宮頸管ポリープ切除術。子宮頸管ポリープとは、子宮頸部にできる良性の腫瘍です。不正性器出血や性交時の出血の原因となるため、摘出することをお勧めしています。